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行けば、なんとかなるだろう!

今日は疲れもたまっていたうえに、天気予報もあまりよくありませんでした。

「今日はゆっくり寝ていようかな……」

そんな気持ちもありました。

でも、写真家なのだから、写真を撮らなければ何も始まりません。

行かなきゃゼロ。行けば、なんとかなるだろう!

そう自分に言い聞かせ、朝早く起きて撮影に出かけました。

現地に着くと、空は雲だらけ。それでも、東の空にはほんのりと朝焼けが始まっていました。

しかし、厚い雲に遮られて日の出は見えません。期待していた霧もなく、周囲には人の姿もありません。

いわゆる「絶好の撮影条件」とは、ほど遠い朝でした。

でも、こういうときこそ、写真家の個性を発揮するときです。

美しい朝焼けや霧があれば、誰もがそこへカメラを向けます。何もないように見えるときに、何を見つけ、どのように作品へ変えていくのか。

立つ場所を変え、見る角度を変え、レンズを替えながら、いろいろな視点で風景を探しました。

少し粘っていると、今度は雨が降り始めました。

ところが、その直後に太陽が顔を出し、雲の切れ間から光芒が差し込んできました。

雨が降ったかと思えば、太陽が現れる。曇り空の一部が突然明るくなり、風景の表情が目まぐるしく変わっていきます。

空と地上の明暗差をハーフNDフィルターで調整しながら、なんとか作品にできたのではないかと思います。

そして、そろそろ帰ろうかと思った、そのときでした。

彼岸花に止まっているカマキリを発見!

「これは作品になるぞ!」「必ずしてみせる!」

一気に気合いが入りました(笑)。

カマキリはこちらを警戒しながら、鎌を構えて独特のポーズを見せています。

その姿を見て、昔、関根勤さんがテレビで見せていた「カマキリ拳法」を思い出しました。

まさに、本物のカマキリ拳法です(笑)。

こちらも負けじと角度を変えながら、何枚もシャッターを切りました。

疲れていたし、天気予報もよくなかった。日の出も見えず、霧もなかった。

それでも撮影に出たからこそ、雨の中から差し込む光芒にも、彼岸花の上で構えるカマキリにも出会うことができました。

撮影に出たからといって、必ず作品が撮れるとは限りません。

それでも、行かなければ可能性はゼロです。

行かなきゃゼロ。行けば、何かがある。

さて、どんな作品になっているのか。

現像するのが楽しみです(笑)。

さて、自分の撮影を終えた今夜は、EMAフォトスクール特別コースの「単写真コース」です。

この特別コースでは、受講者が輪番制でファシリテーターを務めます。

一枚の作品を前に、作者がどのような思いで作品を創ってきたのか。その思いが写真を通して、ほかのメンバーにどのように伝わったのか。

私が一方的に講評するのではなく、受講者同士のディスカッションを中心に進めています。

作者の意図と、写真から受け取った印象が一致することもあれば、作者が想像していなかった見え方や、新たな魅力が見つかることもあります。

そんな皆さんの「渾身の一枚」を見せていただくのが、今から楽しみです。

明日は「組写真コース」。こちらも、複数の写真を通して何を語ろうとしているのか、じっくり向き合います。

そして土日は、通常定例会です。

単写真、組写真、そして通常定例会。今夜から、皆さんの作品をたっぷり見せていただく4日間が始まります。

朝は自分の作品を撮り、夜からは皆さんの作品と向き合う。

結局、私の毎日は写真ばかりです(笑)。

でも、それが私にとって、何より楽しい時間なのです。

EMAフォトスクールでは、写真に込めた思いを言葉にし、その意図が作品を通して伝わっているかを、講評やディスカッションを通して考えています。

単写真・組写真の特別コースに加え、毎月の通常定例会をオンラインで開催しています。

▶︎ EMAフォトスクールについて

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